interrogacormeum

伺か Advent Calendar 2021の9日目に寄稿した記事である。

アドベントカレンダーから来た方は初めまして。私は普段「電子世界の虚像」というゴーストを少しずつ更新している新人のデベロッパーである。良ければこの機会に拙作のゴーストをインストールしてみてくださるととても嬉しい。そしてオススメの参考文献を教えてくれるととてもありがたい。宣伝終わり。

さて、この記事ではサプリメント機能を利用した選択式クイズゴースト……の、構想をしている話について書こうと思う。
まずサプリメント機能に関しては、偉大なる先駆者が16年のアドベントカレンダーで記事にしている。読んでみてほしい。
要はこの機能を使い、問題用のトークと選択肢、（もし作ってもらえるのならば）解説のサプリメントを各々が作成、そしてそのサプリメントを入れれば、各々の好きな範囲でクイズができるのではないか、という話である。

拙作のユーザなら知っているかと思うが、「電子世界の虚像」では選択式クイズ機能を積んでいる。その仕組みとしては「問題を同じトーク名で呼び出す（問題をランダムに出題する）」「問題の選択肢を重複回避機能を用いた上で呼び出す（選択肢の位置をランダムにする）」「解説の表示タイミングを選べるようにする」というただそれだけである。
そしてこれは、拙作に実装できているなら、クイズ機能のベースができているという事である。つまりこの機構を引っこ抜いて、フリーシェルを引っ張ってきて引っこ抜いたものを入れれば実質できたも同然なのである。……とはいえ、作問者がいるか、というのが問題だが。いたとしても実装の問題はある。

今のところ、私はユーザ側・デベ側問わず問題・選択肢（そして任意で解説）を募集して、里々（私の使っているものが里々なのだ）でサプリメントを作れる場合はサプリメントを作ってもらう、作れない場合は私が代理で作る、というのを考えている。

とはいえ。この記事を執筆している時点ではまだ構想の段階である。一人で全部をやるよりは、こういう形で問題を募集したりして、ベース部分のメンテナンスや問題の実装のみで大丈夫な状態にするのが、手間もあまりかからなくて良いのではないかと思っているが、構想は構想である。

利点としては私が何らかの理由でこの界隈を離れた後も機能し続けるゴーストになることである。現在のゴーストは作成者の更新で拡張されていくものが主流だが、ありとあらゆる人間が拡張機能を使ってゴーストに携われる、つまりはサプリメント主体のゴーストというのを考えてみるのも良いのではないかと思う。