トークの改行位置について考えてみる話
伺か Advent Calendar 2021の20日目に寄稿した記事である。
アドベントカレンダーから来た方は初めまして。もしくは二度目まして。新人が二日分を埋めさせていただく。
尚、本記事の内容はかなり個人の好みが反映されたものである。注意されたし。
まとめると
「バルーンの自動改行に頼らず改行位置を考える」
「一つの文節や名詞がバルーンの強制改行によって分断されているならば改行を検討してみる」
「句読点の後に一文字しかないならば改行を検討してみる」
「空白を作るような改行を検討してみる」
以上である。
今回はトークで作者が行う改行の位置について考えてみる。基本的に、トークというものは文章であるので、バルーンの自動改行に沿うと気に食わない場所に改行が入る事がある。
それに頼るのではなく、ちゃんと作者として読みやすいような改行というのを考えてみよう、というものである。
この「トーク」というのは何もランダムトークに限った事ではなく、コミュトークやさわり反応系トークに関しても応用はできるかと思う。
さて、この記事で扱う改行位置、これを行うとバルーンが特定の横幅のものに制限される。
拙作では推奨バルーンを「SSPデフォルト+」にしているが、それが理由である。
一応、現在の使用バルーンを変数で呼ぶなどして改行位置を変化させる術は思いつくが、手間が膨大なように思う。その辺りの事を行う事については他の解説者に任せたい。
ひとまず、本記事では「SSPデフォルト+」バルーンに合わせて、改行位置を考えてみる。
まずは一個トークをそのまま書いてみて、かつ適当に、適度に改行を入れてみる。拙作で実際に作ったトークがこちらである。
別にこれでもある程度の読みやすさはあるように思う。
とはいえ個人的に気になる部分が三カ所ある。
(1)一行目:「っ」が行末に来ている事。
(2)三行目:「まじない」という単語の冒頭一文字のみがバルーンの改行で分断されている事。
(3)五行目:「、」の次に一文字しかない事。
ここを一つずつ解消してみる。
まず(1)については、「っ」の入っている文節の前で改行したい。
そうなると、今回ならば「対象と / 繋がっている」というような改行位置になる。
次に(2)について、これは素直に名詞を同じ行に収める為、文節で改行したい。
「その髪を / まじないに」となる。
最後に(3)になるが、ここも純粋に「、」で改行を入れる。
「どうこう、 / みたいな」となる。
修正後、そして実際に採用したトークが以下の通りになる。
私個人の主観で言えば、大分読みやすくなったように思う。
例示が一つではやや不足だろうかと思うので、もう少し他のトークでも例示してみよう。
なんだか文字数で圧が強いランダムトークなのだが、書いた当時の私は何も思わなかったのだろう。ひとまず手を付ける事にする。
一行目「第二の / ペンタクル」で改行。
一文字押し出されて四行目行頭に来た、「つまり / は」の「は」は、抜いても文意的に通じるので抜く。
五行目に\n[half]を挿入。
気に食わなかったので五行目行頭の「……」を削除。
変数でユーザ名を呼んでいるので、それ以下は調整を行わない事にした。結果が以下である。
未だに圧が凄い。長方形の文字の塊二つが並べば当然の話である。
\n[half]で区切った五行目以下をもう少し調整しよう。
ユーザ名が絡むので、六行目の句点で改行して分ける。これだけで六行目に空白が産まれる。
以下が確定した内容である。
圧がまだなんとなくある気はするが、これで良しとする。少なくとも最初のそれよりは読みやすいかと思われる。
人によっては一行目と二行目で句読点が揃ってしまってる場所があるだとか、六行目と七行目にも句読点が揃ってるだとかというのもあるやもしれないが、そこはほぼ好みである。
というより、この記事全編好みである。各々好きに調整すると良いのではないだろうか。
結論があんまりにもあんまりになってしまったが、実際文章の好みは存在してしまうので、必ず絶対というものは存在しない。しかし全員に当てはまらずとも読みやすい改行位置の傾向、読みにくい改行位置の傾向というものは存在するかと思うので、そういったものを考えるのは良いのではないかと思って書かせて頂いた。長くなってしまったが、以上である。
尚、本記事の内容はかなり個人の好みが反映されたものである。注意されたし。
まとめると
「バルーンの自動改行に頼らず改行位置を考える」
「一つの文節や名詞がバルーンの強制改行によって分断されているならば改行を検討してみる」
「句読点の後に一文字しかないならば改行を検討してみる」
「空白を作るような改行を検討してみる」
以上である。
今回はトークで作者が行う改行の位置について考えてみる。基本的に、トークというものは文章であるので、バルーンの自動改行に沿うと気に食わない場所に改行が入る事がある。
それに頼るのではなく、ちゃんと作者として読みやすいような改行というのを考えてみよう、というものである。
この「トーク」というのは何もランダムトークに限った事ではなく、コミュトークやさわり反応系トークに関しても応用はできるかと思う。
さて、この記事で扱う改行位置、これを行うとバルーンが特定の横幅のものに制限される。
拙作では推奨バルーンを「SSPデフォルト+」にしているが、それが理由である。
一応、現在の使用バルーンを変数で呼ぶなどして改行位置を変化させる術は思いつくが、手間が膨大なように思う。その辺りの事を行う事については他の解説者に任せたい。
ひとまず、本記事では「SSPデフォルト+」バルーンに合わせて、改行位置を考えてみる。
まずは一個トークをそのまま書いてみて、かつ適当に、適度に改行を入れてみる。拙作で実際に作ったトークがこちらである。
別にこれでもある程度の読みやすさはあるように思う。
とはいえ個人的に気になる部分が三カ所ある。
(1)一行目:「っ」が行末に来ている事。
(2)三行目:「まじない」という単語の冒頭一文字のみがバルーンの改行で分断されている事。
(3)五行目:「、」の次に一文字しかない事。
ここを一つずつ解消してみる。
まず(1)については、「っ」の入っている文節の前で改行したい。
そうなると、今回ならば「対象と / 繋がっている」というような改行位置になる。
次に(2)について、これは素直に名詞を同じ行に収める為、文節で改行したい。
「その髪を / まじないに」となる。
最後に(3)になるが、ここも純粋に「、」で改行を入れる。
「どうこう、 / みたいな」となる。
修正後、そして実際に採用したトークが以下の通りになる。
私個人の主観で言えば、大分読みやすくなったように思う。
例示が一つではやや不足だろうかと思うので、もう少し他のトークでも例示してみよう。
なんだか文字数で圧が強いランダムトークなのだが、書いた当時の私は何も思わなかったのだろう。ひとまず手を付ける事にする。
一行目「第二の / ペンタクル」で改行。
一文字押し出されて四行目行頭に来た、「つまり / は」の「は」は、抜いても文意的に通じるので抜く。
五行目に\n[half]を挿入。
気に食わなかったので五行目行頭の「……」を削除。
変数でユーザ名を呼んでいるので、それ以下は調整を行わない事にした。結果が以下である。
未だに圧が凄い。長方形の文字の塊二つが並べば当然の話である。
\n[half]で区切った五行目以下をもう少し調整しよう。
ユーザ名が絡むので、六行目の句点で改行して分ける。これだけで六行目に空白が産まれる。
以下が確定した内容である。
圧がまだなんとなくある気はするが、これで良しとする。少なくとも最初のそれよりは読みやすいかと思われる。
人によっては一行目と二行目で句読点が揃ってしまってる場所があるだとか、六行目と七行目にも句読点が揃ってるだとかというのもあるやもしれないが、そこはほぼ好みである。
というより、この記事全編好みである。各々好きに調整すると良いのではないだろうか。
結論があんまりにもあんまりになってしまったが、実際文章の好みは存在してしまうので、必ず絶対というものは存在しない。しかし全員に当てはまらずとも読みやすい改行位置の傾向、読みにくい改行位置の傾向というものは存在するかと思うので、そういったものを考えるのは良いのではないかと思って書かせて頂いた。長くなってしまったが、以上である。
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